ギョイコウ(御衣黄) F6 鉛筆+透明水彩 2004.4.11 clndr05 バラ科 [Prunus×yedoensis cv. Gioiko] 練馬区 今年はまだ桜を描けていなくて、通勤途上に咲いている緑の桜がとても珍しいので、ぜひ描き たいと思いました。 植物画に描くために一枝と、申し入れましたら、ご主人が快く、高枝バサミ で切ってくださいました。 老木なのであと何年もちこたえるか、わからないそうです。 急いで帰宅、それから夕食をはさみ、6時間ほどかけてやっと描き上げました。 6日後に、絵をPCプリントしてお届けにうかがったときは、花の色はかなりピンクが強く なり、少し散り始めていました。 【 御衣黄について 】 黄色い桜では、ウコン(鬱金)という種類もよく知られていますが、花の色はもっと緑が少なく、ほとんど淡い黄色。 オオシマザクラ系のサクラで、花期はソメイヨシノより後。花が開いたときには緑色ですが、次 第に緑色は薄れて黄緑色から黄色になり、やがて中心部が筋状に赤くなります。花の色が高貴な貴族の衣 裳のイメージがあり、御衣黄の名前が付いたそうです。花弁が反り返ることと気孔があることで鬱金と見分けられます。 |